エクステリアにおける植栽のメリットやおすすめの樹木を紹介!

エクステリアにおける植栽のメリットやおすすめの樹木を紹介!

 

エクステリアは玄関ポーチや駐車場などの無機物も多く扱いますが、私たち水伸園は造園業者として植栽にも精通しています。ご自宅の庭に爽やかな緑や、美しい草花がある生活、どなたでもあこがれがありますよね。ここではその植栽について、役割やメリット、具体的な植物の選定についても解説します。

1. 植栽を行うメリット

1-1. 緑が楽しめる

適切な植栽がある暮らしは何といっても心を和ませてくれます。生活の中に緑や花があることは心に癒しやゆとりを与え、日々のストレスを緩和してくれます。

1-2. 自然の目隠しになる

家にいる時、外を歩く人やご近所の方の視線が気になるようでは心からくつろぐことはできません。人工的な壁も目隠しの役割をしてくれますが、それが植栽であれば温かみや柔らかさを兼ね備えますから、ただ外から見えないだけでなく、安らぎを与えてくれます。

1-3. 日陰作りに役に立つ

夏場などは庭に日影があると、体感とともに心も落ち着きます。風を通しながら日光をやわらかく遮ってくれるのは植栽ならではです。

1-4. 植えた植物によっては収穫ができる

収穫できる植物を植えるのも大きな喜びです。果物や野菜を収穫して食事に使うのも楽しいですし、ハーブなら飲食だけでなく香りを楽しむことも出来ます。虫や鳥に食べられないようにするのは手間ではありますが、それを楽しむゆとりも含めて植栽の楽しみと言えます。

 

2. 植栽を選ぶ上でのポイント

 

2-1. 植物の高さ・形

樹木によってある程度の高さは決まっていますから、植物を選ぶ際は成長時の高さを考慮しましょう。また、植物によっては横に広がっていく種類もあり、それを近い間隔で植えるとバランスが悪くなります。

2-2. 葉の種類

樹木には「常緑樹」と「落葉樹」という分け方があります。常緑樹は季節を問わず緑の葉があるので、目隠しに向いています。一方落葉樹は冬には葉が落ちるので季節感が楽しめることや、夏は日差しをさえぎり、冬は取り入れてくれるという良さがあります。

 

また、「針葉樹」と「広葉樹」という分け方もあります。広葉樹はその名の通り葉が幅広いので、目隠しとしての機能があります。針葉樹というと松を想像され、和風なイメージを持たれるかもしれませんが、モミやトウヒなどをチョイスすれば北欧風な庭を演出することも可能です。

3. 植栽に人気の植物

3-1. オリーブ

オリーブは一年中緑を楽しめる常緑樹で、比較的手入れの手間も少なく、人気があります。一種だけを育てても基本的に実はならない樹木ですが、意図的に複数のオリーブ植えることで実の収穫を楽しむことも出来ます。それがむずかしいようなら1種類を植えて、実ではなく葉をお茶として楽しむことも可能です。

あまり知られていないかもしれませんが、オリーブの葉をお茶にして飲む習慣は、地中海沿岸地方では数千年前からあります。健康効果も豊富で、ポリフェノールがワインの2倍以上、緑茶の3倍以上も含まれています。風邪やインフルエンザを予防する免疫向上作用や、オレイン酸が血圧、血糖値、コレステロール値を下げてくれるので、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞の低減も期待できます。

3-2. シンボルになる大きめの木

アオダモ、ヤマボウシ、ミモザなどは、大きさがあり花を楽しむことも出来るので、庭全体のシンボルと言える存在感があります。また、イロハモミジやカツラ、ブルーベリーなどは紅葉を楽しめる魅力があります。秋の気候が良い時期に、自宅の庭で紅葉を眺めるというのは、想像しただけでも楽しくなりますね。

3-3. 引き立て役の中低木

ナンテンは和風の庭によく合います。夏には白い花、冬には赤い実をつけ、それぞれ見た目を楽しめます。ドウダンツツジは春には花が楽しめますし、秋には紅葉が見られます。ヒイラギナンテンやフイリアオキは育てやすさに定評があります。どちらもシンボルツリーを引き立てつつ、かわいらしさもある樹木です。

3-4. コニファー

常緑樹で比較的形が整いやすく、世話をするのに大きな力を使わないものが多いのが特徴です。エレガンテシマは名前にはあまり親しみが無いかもしれませんが、よく使われるものなので、どなたでも見たことはあると思います。ブルーヘブンやモミの木も人気のコニファーです。どれも洋風な雰囲気を楽しめる樹木です。

3-5. 下草類

下草類は、シンボルツリーや中低木の足元に植えることで、全体のバランスを整える効果を持っています。キチジョウジソウやハランという植物は常緑多年草と呼ばれていて、どのシーズンも緑を楽しむことができ、和風な庭にマッチします。クリスマスローズは冬に白くかわいらしい花を咲かせます。比較的丈夫な植物なので、初めての方でも容易に世話ができます。フィリヤブランは和風な庭にも洋風な庭にも合う万能のグランドカバーです。夏から秋にかけて、小さな紫色の花を穂の状態で咲かせます。

4. まとめ

植栽についていろいろとまとめてみました。その役割や、メリット、具体的草花の名前もいくつか覚えていただけたことと思います。

外部からの目隠しを考える時、壁で囲ってしまえば簡単ではありますが、それを草木にしてみることで生活に潤いが生まれます。経験が無い方にとっては、「世話をしないといけない」というプレッシャーはあるかもしれません。しかし、自信が無いけど植栽は楽しみたい、緑に囲まれて暮らしてみたい、という方こそぜひ私たち「水伸園」にご相談ください。それぞれの草木のお手入れの方法も丁寧にレクチャーいたしますし、比較的手間がかからない植物を選んだり、耐久性が高い草木を提案することで、楽しくガーデニングライフを送っていただくお手伝いをいたします。